泉代表、独自調査で支持率は健闘していると語っています。。。昨年８月に枝野代表も同じことを主張していましたが、結果を覚えていないのでしょうか。。。

支持率が低迷し続ける立憲民主党ですが、泉代表の手元に入ってくる独自の世論調査の結果では好調のようです。独自の世論調査を政党が行うことはよくありますが立憲民主党の世論調査には注意しなければならないことがあります。

枝野前代表は、昨年の8月に独自の世論調査をもとに『十分に政権が代わる可能性ある』と発言していました。ですが結果は自民党の勝利に終わり、立憲民主党は議席を減らすことになりました。

こうしたことがあったにもかかわらず、泉代表は独自の世論調査を信用しているのでしょうか。枝野前代表の時の二の舞にならないことを祈らずにはいられません。

支持率低迷に反発する泉代表です

枝野前代表から代表を引き継ぎ、党勢拡大が至上命題の泉代表ですが、一向に党勢拡大の様子が支持率に表れることがありません。

その泉代表は、支持率の低迷について反論をしています。

　立憲民主党の泉健太代表は３０日、東京都内で講演し、自身が掲げる「提案路線」に自信を示した。党として物価高対策や安全保障分野で政策提案していると訴え、「必要なのは地に足を着けた政治勢力だ。この路線でいけば間違いなく共感できる仲間の野党は増えていく」と述べた。

また、党独自に世論調査を行っているとして「２５％近く立民の支持率がある県もあるし、１０％台はほぼどの都道府県でもある」と説明。報道各社の世論調査で立民支持率は１桁に低迷しているが、「悲観ばかりするものではない」と語った。
引用元　立民の泉代表「提案路線」に自信　独自調査では支持率健闘

マスコミが行っている世論調査の結果よりも支持率があることを泉代表は訴えたいようですが、この独自の調査を元に戦略を立てて衆議院議員総選挙に臨んだのが枝野前代表です。

枝野前代表は党の独自の世論調査をもとに次のような発言を行っていました。

立憲民主党の枝野幸男代表は２８日のラジオ日本の番組で、立民の政党支持率が低迷していることについて「メディアの世論調査に出ていない要素を分析しないといけない。われわれは一つの小選挙区で１０００サンプルくらいの調査をし、十分に政権が代わる可能性があるという結果が手元にある」と強調した。

共産党などとの候補者調整に関しては「（勝敗が）どちらに傾くか分からないところの一本化は８割方できている」と語った。番組は２３日に収録された。
引用元　政権交代、独自調査で根拠　立民・枝野氏

枝野前代表は『政権が代わる可能性がある』と独自の世論調査で判断したようですが、結果は議席を減らしてしまいました。

支持率が上がらないことが泉代表の求心力の低下に直結することは理解できますが、独自の世論調査を根拠に挙げ、支持率を語ることは危ういことを学んでいないのでしょうか。泉代表は立憲民主党を『政権政党』にしたいという夢も語っていましたが、その根拠には独自の世論調査があったのでしょうか。

マスコミの世論調査はどれを見ても立憲民主党にとって厳しいものですが、自身にとって都合の良い独自の世論調査を持ち出すことに意味があるとは思えません。

泉代表には枝野前代表の失敗を活かした上で、戦略を立ててもらいたいと思います。そうでなければ、国家を運営することに不安を感じてしまいます。泉代表は謙虚になるべきではないでしょうか。