上海の都市封鎖の影響、新車販売数「ゼロ台」
中国・上海市自動車販売業協会は16日、上海市の4月の新車販売台数が「ゼロ台だった」と発表しました。
3月下旬に始まった新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)で、市内のほぼ全ての販売店が営業を停止したためとなります。
昨年4月の新車販売台数は約2万6311台だったと公表していました。
同協会は大部分の販売店が営業停止中も従業員に給料を支払い、店舗の保守費用もかかっていると指摘。「資金繰りが破綻するリスクがある」としている。新型コロナ禍で消費者の自動車購入意欲がそがれているとし、上海市政府が消費促進策を実施するという。
上海市での都市封鎖による供給網混乱は、自動車メーカーの生産や販売に大きな影響を及ぼしている現状です。
トヨタ自動車は今月10日、部品調達難を受けて16~21日の国内8工場14ラインの稼働停止を発表しています。
コロナでの都市ロックダウンは経済に大きな影響を与えます。
今後も続くと思われるコロナ騒動が早く終着することを祈ります。