相変わらずのサンデーモーニングです。。。中枢を攻撃=単なる先制攻撃になるのでしょうか。。。疑問です。。。

TBSで毎週日曜に放送されているサンデーモーニングはいつも頓珍漢な主張を垂れ流しし続けています。今回は、自民党が国家安全保障戦略などの改定の議論を行っていますが、この議論に標的を定めていました。

毎回毎回、分かりやすく解説するだけに留めれば良いものの、何故理解に苦しむ主張をするのでしょうか。

極々少数の野党支持者が喜びそうな内容でしたが、そろそろ現実に基づいた分析を行ってもらいたいと思います。

中枢を攻撃=単なる先制攻撃。。。?

サンデーモーニングの政府への批判はいつになったら収束するのでしょうか。それも必ずと言って良いほど、現実を無視した空想的な批判です。

その政府への批判の担い手の1人がジャーナリストの青木理氏です。青木氏は自民党内での安全保障の議論について次のように発言しています。

自民党の安全保障調査会が「敵基地攻撃能力」という名称を「反撃能力」に変更し、「反撃能力」の対象に司令部など「指揮統制機能等」を追加する提言案を出した。

青木氏は「武器輸出三原則」を「防衛装備移転」に、「共謀罪」を「テロ等準備罪」にしたことなどを例に「言葉を置き換えて、本質をそらしてごまかしていこうっていう発想」と指摘。続けて「中枢を攻撃するなんていったら、単なる先制攻撃」とし、「専守防衛という日本の戦後の防衛体制、安全保障体制を根本から変えるっていうことになる。それでいいのか」と言葉に力を込めた。
引用元 「サンモニ」青木理氏「戦争がしたいんですか」周辺国との関係、「反撃能力」に不満

なぜ指揮統制機能を有する場所、青木氏の言い方では中枢ですが、中枢の攻撃=先制攻撃になるのでしょうか。

反撃能力の対象に『中枢』を追加するとしていることを青木氏はわかっていないのではないでしょうか。青木氏の現実を無視した主張はまだまだ続きました。

安全保障の議論=外交の放棄??

青木氏は、防衛体制の話をしているにも関わらず、外交の話を持ち出しました。しかもその内容が呆れるばかりのものだったのです。

 さらに、安全保障は「周辺国と関係を良好に保つ、維持する努力をする必要がある」と前提し「この何年かの日本を見てると、中国や北朝鮮はもちろん、韓国とまでいがみ合っていて、まったくそれを改善しようっていう努力が見られなくて」と指摘。一方で防衛力については「目の色を変えて前のめり」とし、「そんなに戦争をしたいんですかっていう風に問いただしたくなる」とあきれるように語った。
引用元 「サンモニ」青木理氏「戦争がしたいんですか」周辺国との関係、「反撃能力」に不満

青木氏は政府の外交方針に不満があるようですが、周辺国と良好な関係を維持する為には日本の主張はどうでもよいとでも思っているのでしょうか。中国は南シナ海で好き放題やり、北朝鮮もミサイルを発射しています。韓国は日韓合意を、一方的に破棄しています。これらの悪行を見過ごせとでも言いたいのでしょうか。

政府批判については『目の色を変えて前のめり』であり『そんなに政府批判をしたいんですか』と青木氏に自身の言葉をそっくりお返ししたいと思います。

ジャーナリストなら、客観的な事実に基づいて自説を主張するか、解説をするべきです。青木氏の主張は空想の産物でしかありません。

防衛力を高めることが外交の放棄とでも青木氏は思っている節があります。両者が揃って安全保障政策です。青木氏のような空想で済むほど、国際情勢と日本政府の政策は単純ではないのです。

サンデーモーニングも継続するなら、出演者の刷新くらいはするべきです。

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