立民は憲法改正に何故、消極的なのでしょうか。。。その姿勢は泉代表になっても変わりそうにありません。。。

立憲民主党が衆参両院の憲法審査会に出席し、議論に参加しています。従前に立憲民主党が常用した欠席戦術に比べていくらか前進したように思えます。

ですが、泉代表の言葉を聞くと衆参両院の憲法審査会には出席しているものの、憲法改正についての消極的な姿勢に変化はないようです。

憲法改正をめぐって泉代表が言うところの『兄弟政党』の国民民主党から立憲民主党の姿勢を厳しく批判する声も上がっています。

泉代表は、改正をされずにきた憲法が、今の時代にも即したものと考えているのでしょうか。

泉代表の姿勢は相変わらず消極的?。。。

衆参両院の憲法審査会に出席し、先日には憲法に関して集会を立憲民主党は開催していました。この点だけを見れば、枝野前代表時代からの変化だと感じましたが、泉代表は消極的な姿勢を改めて示しました。

立憲民主党の泉健太代表は3日、緊急事態条項の新設を含む自民党憲法改正案4項目を念頭に「国民の自由や人権を守るという立憲主義の立場に反する」と批判した。憲法を巡り各党の姿勢が夏の参院選の争点になり得るとの認識も示した。金沢市で記者団の質問に答えた。

自民などが緊急事態条項新設を巡る議論を推進している点に関しては「ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナウイルス感染の情勢にかこつけて、憲法の緊急事態条項をことさら持ち出すのは場当たり的だ」と非難した。

一方、国民民主党の玉木雄一郎代表は盛岡市で記者会見し、緊急事態時に国会議員の任期延長を可能とする憲法改正について早急に議論すべきだとの考えを示した。

「参院選までに結論を得るぐらいのスピードでしなければいけない。もし反対するなら、大きな争点になる」と述べた。
引用元 泉氏、自民改憲案を批判 「参院選争点になる」

泉代表は、新型コロナウイルス対策、ウクライナ侵攻の時に緊急事態条項を持ち出すことは場当たり的だと批判しています。ですが、場当たり的ではなく、この二つの事態に直面して必要性があると感じたとは認識しないのでしょうか。

問題が起こり、すぐに対応しようとすることが、もし場当たり的との批判を受けるなら、立憲民主党が国会に提出している法案の大半は場当たり的との評価を得ると思います。

更に泉代表は辛辣な言葉を憲法改正について投げかけています。

『その質問、アホじゃないですか』と返してあげてくださいと泉代表。。。

泉代表は、憲法改正についての質問が寄せられることが辛いのか次のような発言を奈良市で行っています。

「憲法改正に賛成ですか。反対ですか」という質問が来たら「その質問、アホじゃないですか」と言ってあげてください。

「法律の改正に賛成ですか、反対ですか」と聞かれたら、みなさんどう答えます。「そんなもん、中身を教えてもらわなければ、賛成も反対もないじゃないの」と言うに決まっていますよね。なのになんで憲法は中身も聞いていない、中身も決まってないのに、賛成か反対か聞かれて、賛成だとか反対だとか言うんですか。こんなおかしな議論にだまされちゃいけない。

引用元 「憲法改正に賛成?反対?」その質問はおかしい 立憲・泉代表が演説

確かに泉代表が言うように『賛成』『反対』だけを問われたのであれば、答えようがありません。

ですが、憲法改正案は政府が発議するものではなくて、国会議員が発議し、国民投票で賛否が決まるものです。中身は政府ではなく国会議員が議論するのです。

泉代表は仮に内容が伴っていれば賛成ということなのでしょうか。

泉代表の指摘には一理あると思いますが、泉代表は国会議員です。そんな詭弁をするのではなく、有権者に憲法が時代に即したものなのか否かをはっきり明言するべきだと思います。

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