北京五輪開催まで2週間、緊張高まるゼロコロナ政策
2月4日の北京冬季五輪開幕まで21日で2週間となります。
北京市内では大会本番に向けた準備作業が進んでおり、各所に公式マスコットをあしらった飾りが配置されるなど五輪ムードを盛り上げています。
先日、北京でも新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」が確認され、予定されていたチケットの一般販売の取りやめが決まるなど影を落としています。
北京では21日、市内の道路で大会関係車両の専用レーンの運用が始まった。五輪マークが描かれた専用レーンにはほとんど車が走っておらず、その周囲では渋滞がひどくなっていた。
市内中心部の天安門広場や、目抜き通りの長安街には冬季五輪開催を記念した巨大な展示物が置かれた。多くの中国国民にはなじみのない冬季五輪の雰囲気を高めようとしている。
やはり、開催にあたって懸念されるのは新型コロナウイルスです。
北京では15日にオミクロン株の市中感染者が初確認されたことで感染拡大の懸念がされておりました。
当局の発表によると、20日には海外からの入国者を除き5人の感染者を確認しており、習近平政権は、わずかな感染拡大も許さない「ゼロコロナ政策」をとっているため緊張が高まります。