さいたま市緑区で全住宅に太陽光パネルを設置し、電気を地産地消する試み
全ての住宅に太陽光パネルを備え住宅街で電気を分け合うという計画が、さいたま市緑区の浦和美園地区で進んでいます。
一軒の住宅での発電よりも、地域全体での発電のほうがより効率的に電気を活用できることが特徴とされており、電気の「地産地消」の取り組みによって脱炭素社会の構築に寄与することを目指しています。
住宅街は全51戸で、太陽光発電設備の販売などを手掛けるループ(東京都台東区)とさいたま市などが、埼玉高速鉄道浦和美園駅から徒歩約10分のエリアで整備を進めている。一部はすでに入居が始まっており、今春までの入居完了を目指す。
各戸の太陽光パネルで発電した電気は「チャージエリア」と呼ばれる場所にいったん集められ、そこから各戸に再分配される。余剰の電力が出た場合は蓄電池と電気自動車に貯蔵する。
「単独世帯の自家消費では電気を使い切ることが難しい。シェアすることで余らせずに使うことができる」といった担当者の発言にあるように、単独世帯の場合は再生可能エネルギーの活用率は3割程度であるとされています。しかしこの取組では再生可能エネルギーの活用率は6割を超える見通しだと言います。
こういった新しい取り組みは非常に素晴らしく、有限であるエネルギーをいかに効率よく利用するかは未来を明るくするものだと思います。
ぜひ良い結果になれば全国的に広まって欲しいと思います。