国連の専門機関「万国郵便連合(UPU)」の事務局長に日本人が就任
国際郵便を管轄する国連の専門機関、「万国郵便連合(UPU)」の事務局長に、日本人の目時政彦氏(63)が就任しました。
スイスの首都ベルンのUPU本部にて、5日に就任式が行われました。
日本人が国連機関のトップに就くのは、国際原子力機関(IAEA)事務局長の天野之弥氏が在職中に死去した2019年以来になります。
目時氏は就任式を前に共同通信の取材に応じ、「加盟国から個別に要望を聞いていきたい。大風呂敷を広げるのではなく、確実にできることを示すことで信頼を勝ち取っていきたい」と意気込みを語った。
就任は1日付。任期は4年間で再選も可能。目時氏は郵政省(現総務省)出身で、郵政民営化後は日本郵便に移り常務執行役員を務めた。新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期された事務局長選で昨年8月、日本人として初選出された。
国連の専門機関、万国郵便連合のトップに日本人が選ばれたのは非常に喜ばしいことです。
目時氏が語られたように、確実に出来ることをやっていただき、しっかりと確立した信頼を勝ち取ってもらいたいと思います。
不安なニュースが続く中、同じ日本人が世界で活躍する姿は勇気をもらえます。