河野行革担当大臣が目指す年金改革。。。『改革』の名を借りた増税を認めて良いのでしょうか。。。
マスコミでは人気が高い河野行革担当大臣ですが、その主張には首を傾げたくなるものが数多くあります。その一つが『年金改革』です。これでなんで人気があるのか理解ができません。
『年金改革』と聞けば、老後に安心感を与える為に必要不可欠なものだと思いますが、『改革』の名で増税を認めて良いのでしょうか。
河野行革担当大臣は、『最低保障年金』の必要性を訴えていますが、その財源に消費税が適していると主張しています。
『年金改革』をする為の消費税増税を認めて良いわけがありません。
『改革』の名で消費税増税を視野に入れている河野行革担当大臣
河野行革担当大臣は、マスコミ人気が高い政治家の1人です。そしてマスコミによって植え付けられたイメージは『改革』です。
そのイメージにあったことを行おうとしているのでしょうか、河野行革担当大臣は『年金改革』を掲げています。
16日、各新聞社の取材に対し河野大臣は、年金制度改革の必要性を説き「年金に最低保障は必要だ」とコメント。そして「年金の最低保障部分は保険料ではなく、税でやるしかない」と話し、「応分に能力のある人に負担してもらうことを考えると、消費税がいい」と語ったという。
河野大臣はかねてから「年金の財源は消費税に」と主張してきた。’12年1月、自身の公式サイトで「基礎年金を満額、必ず支払うためには、保険料の徴収をやめ、税で基礎年金を支払う必要がある」とつづり、さらにこう続けている。
「消費税を基礎年金の財源とする方式であれば、買い物をするたびに必ず消費税を支払うので、未納や免除は生じないので、全ての日本人が65歳になれば満額の基礎年金を受け取ることができるようになる。高齢者の生活保護も廃止できる。
引用元 河野太郎氏“年金の財源は消費税”発言に「勘弁して」と経済政策に高まる不安
『年金改革』『最低保障年金』と言えば聞こえは良いのかもしれませんが、問題はその財源に消費税を充てようとしていることです。
現行の税率のままで、消費税の税収分を最低保障年金に充てられるとは到底思えません。この河野行革担当大臣の考え方について、他の総裁選立候補者が疑問を投げかけています。
思い付きの改革案?河野行革担当大臣に日本の舵取りは不可能?
響きの良い『年金改革』を訴えた河野行革担当大臣ですが、計算をしつくした改革案ではないことが、テレビ番組への出演や他の総裁候補者からの疑問で明らかになりました。
今回の総裁選においても17日に他候補らと出演した『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)で、「将来的には消費税を上げなくてはならない?」という質問に対して、他候補が否定するなか、「将来的がどれくらいのタイムスパンなのかわからない」と回答を保留していた。
しかし、河野大臣には逆風が吹いている。『朝日新聞デジタル』によると9月18日に行われた自民党総裁選の討論会で、岸田文雄前政調会長(64)は、河野氏の改革案に対して、かつて旧民主党政権の掲げた“月7万円の最低保障年金案”を例に挙げ、「確か消費税を8%上げなきゃいけない。実際は不可能だと言ってきた。何%上がるのか」と疑問視したという。
引用元 河野太郎氏“年金の財源は消費税”発言に「勘弁して」と経済政策に高まる不安
年金に消費税を投入するなら、当然見通しを示さなければなりません。ですが河野行革担当大臣は、見通しを示すどころか番組内での質問への回答を保留したのです。これはつまり増税するということです。都合の悪いことは発言しないのです。
更に、岸田文雄前政調会長は民主党政権の公約と対比して『何%上がるのか』と疑問を呈しています。改革を訴えるなら、緻密な計算の上で訴えなければなりませんし、それが人々の生活に関わる年金のことならなおのことです。
少なくとも、新型コロナウイルスで多くの人が苦しんでいる中、消費税を増税しなければならないような改革案を掲げる時点で、人々が何を求めているのか理解していないのは明白です。
このような方が今の時代の総理大臣の相応しいことは絶対にありません。自民党員の賢明なご判断を期待したいです。