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小沢一郎氏、立民山梨2区の市来伴子支部長を応援。。。しかし市来氏は社民と因縁の上に、日本共産党は候補者を取り下げず。。。


秋までに行われる衆議院議員総選挙に向けて、立候補予定者の活動は活発です。立憲民主党の山梨2区から立候補予定の市来伴子氏もその1人です。

この市来氏の応援に立憲民主党の重鎮の小沢一郎衆議院議員が訪れましたが、今は新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されています。つい先日も全国知事会が県境をまたぐ移動の『中止・延期』を求めていました。範を示さなければならない政治家が堂々と県を越えることは許されるのでしょうか。

小沢衆議院議員の応援を受けた市来氏は、過去に他の野党との間でトラブルを起こしています。トラブルの原因は『当選ファースト』にあります。

市来氏のような『当選ファースト』の政治家が必要とは思えません。

大物の来県を喜ぶ市来氏

市来氏が国政に挑戦するのは今回が初めてではありません。2019年に実施された参議院議員通常選挙にも出馬しています。つまり今回の挑戦は衆議院から参議院に横滑りしただけです。

候補者不足なのか立憲民主党が衆議院議員総選挙に擁立する候補には、市来氏のような横滑り候補が多くいます。

そんな市来氏を応援する為に小沢衆議院議員が山梨県を訪れました。


小沢衆議院議員の来県は市来氏にとって嬉しかったに違いありません。従来の選挙ならこうした大物国会議員の来県は地方で歓迎されるのでしょうが、今は新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されている時です。

つい先日、全国知事会は感染拡大を警戒して次のようことを求めました。

新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の対象地域が2日から広がるのを前に、全国知事会は1日、オンライン会議を開いた。都道府県境をまたぐ夏休みの旅行や移動について、「原則中止・延期」を国民に呼びかけるよう、政府に求める緊急提言をまとめた。

会議には44知事が出席した。提言では、「全国の多くの地域で『感染爆発』と言って過言でない状況」と指摘。感染力の強いデルタ株の全国的な拡散を防ぐため、お盆の帰省も含めた夏休みの移動を減らす必要があることに触れ、移動がやむをえない場合でも時期を分散し、事前にPCR検査を受けるなどの対応を訴えた。また、政府には「国民に危機感を伝え行動変容を促す強いメッセージを発出すること」を求めた。
引用元 夏休みの県境またぐ移動「中止・延期を」 全国知事会

小沢衆議院議員は明らかに県を越えています。全国知事会の要請は、政治家には関係ないのでしょうか。

範を示さなければならない政治家が率先して越県している姿をみると、全国知事会の要請に従う方が馬鹿馬鹿しく思えてきます。

小沢衆議院議員にとって、市来氏を応援することは『必要』なことだったのでしょうか。市来氏は、当選したい為に他の野党と軋轢を生んだ人物です。

『当選ファースト』の市来氏に激怒した社民党

市来氏は参議院議員通常選挙に出馬する際に、要らぬ軋轢を社民党との間に生みました。

立憲民主党は26日の常任幹事会で、夏の参院選山梨選挙区(改選数1)に新人で東京都杉並区議の市来伴子(いちき・ともこ)氏(41)を擁立すると決めた。市来氏は現在、社民党に所属しており、立憲民主党は参院選での党公認の可否を今後検討する。社民党の又市征治党首は26日の記者会見で「重大な裏切りだ」と市来氏を批判し、参院選で支援しないと表明した。除名処分を検討する考えも示した。
引用元 立民、参院山梨で社民区議擁立 社民は反発「重大な裏切り」

市来氏本人は問題がないと思っているのでしょうが、有権者からしたら、当選の可能性が限りなく低い社民党から可能性が立憲民主党に『当選』の為に移ったと見えるのが自然です。

こうした行動が影響したのか、衆議院議員総選挙では日本共産党が党公認候補の取り下げを拒んでいます。

参議院議員通常選挙では社民党、衆議院議員総選挙では日本共産党と軋轢を生む人物を小沢衆議院議員がこの時期に応援に行く必要性は客観的に見てないように思えます。

市来氏の他党との関係性と小沢衆議院議員の行動を見ていると立憲民主党の本質は『当選ファースト』でしかないのです。

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