文科省3密回避マニュアル発表、現場の声では「参考になる」「この通りやれるか…」判断はしやすくなったが、できることを工夫していくしかない…との声も。
文部科学省は新型コロナウイルスに関する学校の衛生管理マニュアルを作成した。感染状況によってレベルを3段階に分け、子ども同士が保つべき身体的距離や授業、部活動の実施方法などを示しており、「新しい生活様式」の学校版といえる。
文科省が作成したマニュアルを教育現場はどう受け止めたのか。
「妥当な内容。教科まで明確に言及していて判断はしやすくなった」。3月以来休校が続く東京都の区立小学校の男性教員はこう評価した上で「実際の現場では、学習の到達目標と感染リスクをてんびんにかける場面が日に何度もやってくる。特に若い教員が判断に苦しまないよう学校で柔軟な目標を設定し、共通理解を進める必要がある」と気を引き締める。
愛知県教委の担当者も「感染レベルに分けて具体的な対応を示したのは参考になる」と受け止めた。ただ「この通りにやれるかどうかは、今後各学校の先生たちに考えてもらうことになる」と語った。
大阪府は緊急事態宣言の解除を受け、小中高を含む公立学校を6月1日から再開させる。文科省のマニュアルは「感染リスクの高い教科活動」の一つに合唱を挙げた。担当者は「音楽の授業では合唱は避けられない。長期にわたって従い続けるのは難しい」と戸惑う。府は文科省が示した内容を基に、学校が使いやすい府独自のマニュアルの策定を進めている。
愛知県みよし市は25日の授業再開を前に、市立中学校の生徒全員に独自にフェースシールドの配布を始めた。生徒に試着させた学校からは「コミュニケーションがとりやすい」と好評だけに、1~2メートルの距離の確保を求めるマニュアルについて、市内のある中学校教諭は「距離をとるのは難しいが、できることを工夫するしかない」と話した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000099-mai-life
ネットの意見
教員の増員、
教務補助、
専属カウンセラー等の配置など、
人的にもっと金を使って、
欧米並の20~25人学級を実現していかないと
「新しい生活様式」の学校なんか作れませんね。
欧米では、20〜30人だが、日本は未だに、40人学級です。
平常時でも机間巡視が困難なほど密集しています。
分散登校だと同じ授業をグループごとに行うため、少なくとも倍以上の日数が必要になるでしょう。
再任用や講師として勤務する高齢者は重症化のリスクも高く、辞退した方を責めることはできないなと。
現場の混乱は続いています。
小児学会のHPでも糞便にウイルスが多く含まれるということなので、
子どもがやる掃除では不十分だし、掃除している子の感染リスクが
高いと思います。消毒に使用される次亜塩素酸ナトリウムは、
子どもに扱わすのは危険です。
学校現場は、、、通学やクラス状況はやはり密です。冷暖房、インターネット環境もぜんぜん整備されていません。ぜひ、夏場の学校に顔を出してください。現場経験がない、現場を見ていない人たちが机上の話でどんどん話をすすめるのはやめてほしい。目の前の本当の課題が見えるはずです。