衆議院議員総選挙の立憲民主党の公認候補の宇都宮ゆうこ氏、公認翌日に過去のSNS投稿が発掘され炎上してしまう。
立憲民主党の人材不足が露呈しています。
衆議院議員候補として、昨年の参議院議員通常選挙に立候補した者を流用して擁立するなど、外から見ていても人材が集まっていないことがよくわかります。
それを代表するのが、大阪12区の公認候補と擁立した宇都宮ゆうこ氏です。立憲民主党から勝ち目のない選挙に出馬する時点で、お気の毒と思えてなりません。
しかし、この宇都宮氏は、立憲民主党随一の早業を見せてくれました。それが炎上です。
立憲民主党にはまだ遅くはないので、宇都宮氏の公認取り下げを願いたいと思います。
公認決定の翌日に炎上するという早業。。。
宇都宮氏が、立憲民主党の大阪12区の公認候補として決まったのは、12月22日に開催された立憲民主党の第10回常任幹事会でした。
宇都宮氏は、小沢一郎氏が率いていた自由党でも大阪12区総支部長を務めていました。当選した経歴はありませんが、総支部長を務めていたことや小沢氏の政治塾で鍛えられたことから、政治についてズブの素人ということではなさそうです。
ですが公認が決まった翌日、宇都宮氏が行っていた過去のSNSへの投稿が発覚し、大炎上しました。
立憲民主党は、多様性を重んじる政党だったはずです。そして、差別については、いつも厳しい姿勢を示してきました。
その政党が、選んだ公認候補の投稿が差別に満ち溢れているのです。これは何かのギャグなのでしょうか?
このような差別をする人が、自称差別に厳しい立憲民主党の、それも国会議員になっていいのでしょうか。
立憲民主党は衆議院議員総選挙に向けて、候補者の頭数ばかりを気にしているのか、候補者の『質』については、何一つとして審査をしていないのでしょうか。比例票を集めればそれでよいとして、小選挙区候補は誰でもよいのでしょうか。
この炎上に、宇都宮氏自身も焦ったようで、必死に弁明をしています。
公認候補の挨拶とほぼ同時に謝罪をする羽目になった宇都宮氏
宇都宮氏は即座に反応し、SNSに謝罪の言葉を並べました。
本人は、考えを改めており、と発言していますが、改めるもなにも、その考え方を持っていた時点で、候補者としての資質を欠いているのです。同時に、過去の主張を否定するならば、現在は持論がないのでしょうか?
公認即謝罪という国政選挙史上、最速の離れ業をみせた宇都宮氏ですが、立憲民主党は、このような候補を選んだことについて、反省はないのでしょうか。
枝野代表は、先日開かれた立憲民主党の全国幹事長会議で次のように語っていました。
9月15日の結党以来、地方組織の立ち上げ等にご苦労いただいたが、45都道府県連、201の衆院選挙区総支部を立ち上げることができ、想定したとおりにいろいろなことが進んだ。新しい年に入ると東京都議選をはじめとして自治体選挙、そして衆院総選挙がある。来年はさらに大きな飛躍に向けて強力をお願いしたい
引用元 【全国幹事長会議】来年の選挙に向けて準備を進める
衆議院議員総選挙に向けて、枝野代表の意気込みが伝わってくる内容ですが、宇都宮氏を候補者に擁立したことが『大きな飛躍』になるのでしょうか。やはり枝野代表一流のギャグなのだと思えてなりません。
これでは『大きな飛躍』ではなく、『大きな凋落』の間違いでしょう。
宇都宮氏のような候補を擁立された大阪12区の有権者が不憫でなりません。枝野代表は『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』とでも思っているのでしょうか。
有権者の選択に対し、『質』の良い候補者を擁立することが出来ないのならば、擁立自体を諦めるべきです。『質』の悪い候補者は、有権者に対して失礼です。
ろくに候補者の審査すらできないのなら、国政政党を名乗る資格は、立憲民主党にはありません。そして、政権交代をうたう資格もないでしょう。候補者の審査すらできない政党が、官僚の人事を行うなど悪夢そのものです。