課題山積の万博、盛り上げへPR強化




産経新聞の記事によると、2025年大阪・関西万博の開幕まで半年となった13日、運営する日本国際博覧会協会は東京都内で記念イベントを開き、来場を呼びかけた。前売り入場券は予約制の電子チケットの販売が伸び悩み、予約不要の紙チケットを発売した。全国的な盛り上がりに欠ける中、広報活動を強化するが、成功に向けて克服すべき課題は少なくない。
と書かれています。

東京・虎ノ門で開かれた記念イベントで、協会の十倉雅和会長(経団連会長)は「開幕に向けて積極的なPRを展開したい」と述べました。
石破茂首相は「日本の魅力を世界に向けて発信する絶好の機会だ」とのビデオメッセージを寄せています。
万博は令和7年4月13日~10月13日、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催されます。
会場となる大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)では今年8月、世界最大級の木造建築で万博を象徴する大屋根(リング、1周約2キロ)の本体工事が完了し、環状につながりました。
一方、会場建設費は資材価格の高騰などで当初想定の約1・9倍の最大2350億円、運営費も同約1・4倍の1160億円に増額となり、批判を招いています。
昨年11月に発売され、運営費の大半を賄う入場券の販売は目標の半分にとどまっており、赤字回避のため、当初予定していなかった紙チケット販売を決めた経緯があるとのこと。




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