斎藤知事のパワハラ問題で、市長会が早期に問題を収束させるよう要望書を提出です⇒議会は不信任決議案提出?

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を巡り、兵庫県の市長会は、県政の混乱と停滞を指摘し、早期に問題を収束させるよう斎藤知事に求める要望書を提出したとのことです。

百条委員会の調査により、次々と新事実が発覚している斎藤知事のパワハラ疑惑ですが、いよいよ各市長も黙っていられなくなったようです。また、知事に対する不信任決議案も提出されるかもしれないとのことです。

市長らが斎藤知事に早期に問題を収束させるよう要請⇒議会は不信任決議案提出?

斎藤知事の問題が発覚してから、マスコミが新事実を競うように報じ、県庁には苦情の電話が殺到し、職員も対応に追われているようです。県政の混乱と停滞が指摘される中、23日、県内の市長会が斎藤知事に、早期に問題を収束させるよう求める要望書を提出しました。

報道によると『市長会は今月7日、一連の問題に対して複数の市長から意見交換の機会を求める声が上がったことを受けて臨時総会を開催。「組織として統治されていない」など厳しい意見が相次いだことから、毎年行う政策要望の場で改善を求めることを申し合わせていた。』『要望書では、「県政が混乱し大きく停滞していることは、ほぼ全員の意見が一致している」と懸念を示したほか、前県西播磨県民局長の男性職員(7月に死亡)への懲戒処分についても、「公益通報者保護の対象とせず、十分な調査も尽くさずに処分しており、多くの市長が不適切だと指摘している」と対応を批判した。その上で、現状の正しい認識と事態の収束に向けた最善の努力を斎藤知事に求めている。』とのことです。

これについて斎藤知事はその後記者団の取材に応じ、『「県政に対して心配をされており大変申し訳ない」とした。一方、公益通報の保護対象としなかった点については「指摘は受け止めるが、県の人事行政なので県として調査する。適切に対応している」と主張した』とのことです。

市長らの求める「最善の努力」とは辞任を指していることは言うまでもありません。しかし、斎藤知事はこれだけの混乱を招いていてもまだ知事職にしがみつこうとしています。

県民によるリコールはハードルが高いので、実質不可能かもしれませんが、議会はそろそろ知事の不信任決議案を提出する時ではないでしょうか。おそらく、多くの県民も望んでいるのではないでしょうか。そんな中、明石市の前市長・泉房穂氏が24日、SNSに『速報だ。『兵庫県知事に対する不信任決議案』が提出される方向になったとのこと。時期は早ければ、8月30日(金)の百条委員会の直後』と投稿していました。事実については、詳細がまだ報じられていない為、真偽は定かではありませんが、おそらく議会関係者から入手した情報だと思われます。

斎藤知事から辞任する気配が微塵も感じられない以上、もはや不信任決議が最も現実的ではないでしょうか。これ以上県政を停滞させないためにも、兵庫県議会には英断を求めます。

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