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台湾、真っ先に被災地支援を表明。蔡総統「日本有事はつまり台湾有事です」呉外交部長「ニッポン頑張って」

能登半島地震を巡って、台湾が真っ先に被災地支援のため6000万円を寄付すると発表しました。

 

 

 

 

呉釗燮外交部長は4日、記者会見を開き、被災地支援を表明するとともに日本語で「ニッポン頑張って」とエールを下さいました。

蔡英文総統もSNSで被災地にエールをしてくれました。

台湾、能登半島地震を巡り、被災者支援をいち早く表明

「能登半島震災支援 日本にエール、祈りをささげる」と題された記者会見では、呉氏は「台湾の人々と政府を代表して日本の被災者に改めて深い哀悼とお見舞いを表明する」と挨拶をしたうえで、災害発生時、台湾と日本はいつも即座に相手のことを思い、双方の政府と人々は相互に支援の手を差し伸べてきたとし、「台湾に対する日本の友情は、われわれの心の中にずっとあり続けている」と述べ、被災地支援のため6000万円を寄付すると発表しました。どの国よりも早い表明です。つまり、災害発生時の被害状況が把握し切れていない時から、すでに動いてくれたのだと思います。

 

 

 

 

蔡英文総統も1日、Xに「日本の石川県を震源とする強い地震が発生したことにつき、心よりお見舞い申し上げます。現地の皆さまがご無事であること、そして一日も早く日常生活を取り戻せるようお祈り申し上げます。震災発生の一報を受け、私はただちに外交部に指示を出し、日本台湾交流協会を通して震災の詳細を把握するとともに、必要な協力を提供する用意があることを日本側に伝えました。また、台北駐日経済文化代表処に対し、現地の台湾人の状況を随時把握し、その安全確保に協力するよう指示しました」と投稿し、支援の準備を始めたことを表明しました。そして、蔡総統は4日、Xに「日本有事はつまり台湾有事です。わが国は、石川県能登半島を震源とする地震の被災地支援と復興協力のため6,000万円の寄付を決めました。また、日本のために何かしたいという台湾の人々のために、本日(5日)より政府による義援金口座も開設し、寄付を受け付けています。台湾と日本はこれまでも、相手が最も助けを必要としているときに、まるで家族のように支援の手を差し伸べてきました。頑張れ、日本!被災地の皆様が一日も早く正常な生活に戻れるよう願っています」と投稿。日本と台湾は支え合わなければいけいとしたうえで、支援の準備が整ったことを発信しました。

本当にありがたいことです。困ったときはお互い様と思っているのは日本だけではなかったのです。日本の災害時には台湾は常に寄り添ってくれました。台湾の災害時にも日本は出来得る限りのことをして恩を返していかなければいけないと、改めて感じました。

 

 

 

 

 

また、台湾が被災地域に向けて準備していた救助隊を日本側が断ったことに対して、ネット上ではネガティブな意見があがっていますが、地理的状況や交通状態など、被災地の状況を考慮し、一斉に救助隊を動員してはかえって混乱を招くという判断から、丁重にお断りしたということのようです。岸田総理は、世界各地の国や地域からの支援の申し出に、「心から感謝を申し上げる」とした上で、「現地の体制や負担を要しない支援については、ありがたく受け入れることとしている」と語っています。

この救助隊の申し入れも台湾が真っ先に表明してくれています。本当に心強く信用できる隣人です。

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