勢い衰えぬ和食ブームで宝HDが米の日本食材卸を買収
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宝ホールディングス(HD)子会社で海外事業を手がける宝酒造インターナショナルは4日、京都市内で記者会見を開き、米テキサス州を拠点とする日本食材卸、ミナモトホールセールを買収したと発表しました。
産経ニュースによると、宝酒造インターナショナル子会社で日本食材卸のミューチャルトレーディング(米カリフォルニア州)が、9月30日付で持ち株会社から全株式を取得した。
2008年に設立したミナモトホールセールは米やみそ、しょうゆ、魚介類などを中心に飲食店向けに提供しており、22年12月期の売上高は1952万5千ドル(約30億円)だった。宝酒造インターナショナルの森三典社長は「酒を含めた日本食文化を普及させたい」と述べ、米国での日本食材卸事業の拡大に意欲を示した。取得額は非公表。とのことです
12年にミューチャルトレーディングの第三者割当増資を引き受け、その後子会社化するなど欧米で日本食材卸事業を拡大してきました。
追い風となっているのは世界的な和食ブームですが、森社長いわく「すしや居酒屋、ラーメンだけでなく、フュージョン(多国籍)料理のレストランでも需要があり、特に米国で日本食材の成長余地は大きい」といいます。