マイナンバーカード、保険証の利用から医療費の調整




マイナンバーカードの利用幅が拡大し、健康保険証として使用できるよう、医療機関等での導入準備が進む中、医療機関での対応が義務化され、マイナンバーカードの保険証の利用から医療費の調整がされます。

2023年4月から 「マイナ保険証」の医療費は見直された
2023年4月からは、全ての医療機関や薬局において、マイナ保険証を利用して受診ができるようになりました。また、2022年10月より、マイナ保険証を利用した場合の自己負担額が改定され、従来の保険証で受診した場合よりも負担が減っています。これにより、マイナ保険証の利用で医療費が増える状況はなくなりました。

また、マイナンバーカードと健康保険証は一体化され、紙の健康保険証は2024年秋に廃止される予定です。現状では、全ての医療機関でマイナンバーカードを健康保険証として使える状況ではないものの、義務化されたことから徐々に準備が進んでいます。

マイナ保険証の使用にはメリット・デメリットがある
2023年4月時点では、マイナ保険証か紙の保険証のどちらかを選んで使える状態にあります。どちらの保険証を使ったほうがメリットは大きいのか、不安な点はないのかなど、よく考えてから使う保険証の種類を選びましょう。

本項では、「マイナ保険証」を使うメリット・デメリットそれぞれについて解説していきます。

■マイナ保険証を使用するメリット

マイナ保険証を使用するメリットとして、特定健診や処方された薬の情報をマイナポータルから閲覧できることが挙げられます。また、マイナポータルからe-Taxに連携することで、確定申告の医療費控除で領収証の保管や提出の必要がなく手続きが簡単にできます。

医療機関においては顔認証で自動化された受付が行われるため、窓口での手続きがスムーズにできます。一定額以上の高額医療費の一時払いも必要ありません。また、年度替わりや転職などのライフイベント後でも、保険証を再発行する必要がありません。

さらに、正確なデータに基づく診療や薬の処方が受けられるため、医療の利便性や質が向上するという利点もあります。

引用元 マイナ保険証でなければ医療費がアップする? 健康保険証の利用登録方法は?

マイナ保険証は、住民票やパスポートと同様に、身分証明書として利用することができ、公的な手続きや契約などで必要となる場合に便利です。

利用登録は、マイナポータルやセブン銀行のATM、医療機関や薬局の窓口、各市区町村の住民向け端末等から申し込みが可能となり、申し込みを完了すると、マイナ受付のステッカーなどが貼ってある医療機関や薬局でマイナ保険証を使えるようになります。



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