関西外大がメタバースで人材育成へ。VR演習室開設。
関西外国語大学(大阪府枚方市)は、インターネット上の仮想空間「メタバース」の世界を体験できるVR(仮想現実)演習室を同市の中宮キャンパスに開設し、19日、報道陣に公開しました。
文系大学では初の本格的な施設ということで話題となっています。
来年4月、外国語学部に「英語・デジタルコミュニケーション学科」を開設するのに合わせて図書館学術情報センター2階に整備し、「Hello,World.」と名付けた。エンジニア起業家養成スクールの運営会社と協力し、最新鋭のVR機器を導入。授業のほか、学生の自主的な取り組みに活用し、高度な英語力とデジタルスキルを持つ人材育成を目指す。
ラウンジと呼ぶメインルーム壁面には大型LEDビジョン(幅6・6メートル、高さ2・7メートル)を設置。コントローラーを手足に着けてVRゴーグルを装着すれば、ネットでつながる人たちと一緒にいるような感覚で交流できる。ラウンジ横のスタジオには仮想世界に自分の分身を作るため全身撮影ができるボディースキャナーやクロマキーと呼ばれる背景の合成や動画の配信専用ルームも設けた。
文系大学初の本格的なVR施設ということで話題になっていますが、
学科長に就任予定の同学部、水野義之教授は「新たなデジタル世界を知りながら活躍できるグローバル人材を育てていきたい」と話しており、これからの世代に向けて改革を進めている印象です。
今後もどんどんデジタルは進化し、新たな世界を開いていくと思われますので、若い世代の教育の場としてとても素晴らしい試みだと思います。