飲食店だけではない「食中毒」の注意点




梅雨が明け、本格的に気温が上昇している中、食中毒が気になるところです。

特に急増中なのがカンピロバクター食中毒であり、重い下痢から脱水症状に陥り、子どもは入院することもあるといいます。

ウイルス性胃腸炎よりも重く、長引く下痢症状が特徴
厚生労働省ホームページ「カンピロバクター食中毒予防について」によれば、カンピロバクター食中毒は、5月~6月にもっとも増え、近年の食中毒原因菌のワースト1位です。ほとんどは胃腸炎症状で、脱水を原因とした10才以下の子どもの入院も多いと黒澤先生は言います。

「生・半焼けの鶏肉を食べることで起こるため、そのような食生活ができる年齢層で多いですが、乳児がかからないかというと、そうではありません。
感染した家族から菌をもらうことはあるため、すべての年齢層で感染者が見られます。ウイルス性腸炎よりも下痢などの症状が重く、治るまで1週間はかかります。重症になると激しい腹痛・頻回の下痢・血便などがあらわれ、重い脱水症状になることがあります」(黒澤先生)

引用元 冷蔵庫に入れるだけではNG!ジメジメする季節に急増する「カンピロバクター食中毒」を防ぐには

食中毒では、飲食店での食事のみならず、毎日食べている家庭の食事でも発生する可能性があります。
家庭での発生では、症状が軽かったり、発症する人が1人や2人のことが多いことから、風邪や寝冷えなどと思われがちで、食中毒とは気づかれず、重症化することもあります。

細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって食中毒が発生します。
食中毒を防ぐためには、細菌を食べ物に付けない、食べ物に付着した細菌を増やさない、食べ物や調理器具の除菌の3つが原則であり、注意する必要があります。



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