玉川徹氏、止まらない円安に対して「打つ手がないっていうのは、こういうこと」
13日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、今月8日に一時1ドル・134円台になるなど、止まらない円安について特集していました。
コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は、日銀の黒田東彦総裁が「家計の値上げの許容度も高まってきている」と発言したことに対し、持論を展開しています。
コメンテーターで出演の同局・玉川徹氏は日銀の黒田東彦総裁が「家計の値上げの許容度も高まってきている」と発言し、「表現はまったく適切でなかった」と撤回に追い込まれた一幕について「黒田総裁の話っていうのは、ちゃんと読むと、意図としては円安がこういう風に進んでいるってことになると、日本は海外で貿易で稼ぐよりも海外に投資した分で稼いでいる方が多いんですね、既に。そういう海外で稼いでいる分が円が安くなると、当然ながらドルで受け取っているとすれば、もらえる円が多くなるわけでしょ。それが日本の中に入ってくれば、賃金が上がるっていうようなことを(黒田総裁は)言っているんじゃないかと読まれているらしい」と説明。
その上で「そこには一つ、見落としがあって、海外で儲(もう)かった部分を日本に持ってくるのかということです。当然、海外で儲かった部分をさらに増やそうと思ったら、成長が見込めるところに投資するに決まっているじゃないですか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/11178c1e67b02055b6dd7c314884918be9b3dfda
「ぐるっと回って、日本に成長力がないと。そういうところにすべて帰結するんじゃないですかね」と結論づけています。
「打つ手がない」のではなく、日銀は世界の中央銀行の政策と逆行する「円安になる手を打っている」と解説するのが適切ではないでしょうか。