【海外】航空会社、重い債務を抱えながらの「低空飛行」に各国で支援本格化へ。ネット「各国が経済活動を再開させたとしても当面元通りになるとは思えない」との意見も。




ロンドン時事】新型コロナウイルスの影響で世界の航空会社が経営危機に陥る中、欧州を中心に政府支援の動きが本格化してきた。

ドイツは同国を代表するルフトハンザに最大90億ユーロ(約1兆円)の公的支援を決定。ただ、航空需要の低迷は数年間続くとみられ、航空会社は経営破綻を免れても、重い債務を抱えながらの「低空飛行」が続きそうだ。

ドイツのルフトハンザ支援に先立ち、フランスもエールフランスに対する約70億ユーロの支援に踏み切った。イタリアはアリタリア航空の完全国有化を表明。新型コロナが猛威を振るい、厳しい移動制限が導入された欧州などで、救済の動きが相次いでいる。

国際航空運送協会(IATA)によると、世界の航空会社がこれまでに各国政府から受けた支援額は合計で1200億ドル(約12兆9000億円)を超えた。これにより、主要な航空会社は経営破綻を回避できそうだ。

さらに、欧州では新型コロナの落ち着きを背景に、観光大国イタリアが6月から、スペインも7月から観光客の受け入れを段階的に再開する。航空会社も徐々に運航便を増やす予定で、光明も見え始めた。

しかし、運航再開にこぎ着けても、当面は乗客同士の距離を保つなどの対応を迫られ、搭乗率を上げられない。航空需要が2019年の水準に戻るまでには5年前後かかるとの見方も支配的となってきた。

航空関連業界では「失われた顧客からの需要を政府が代替し続けることはできず、中期的な対応が必要だ」(英航空機エンジン大手ロールス・ロイスのイースト最高経営責任者)との声が上がり、人員削減も活発化している。

政府支援の中身も融資や税金支払いの繰り延べなどが主で、航空会社には重い債務がのしかかる。IATAのドジュニアック事務局長は「借金を返さなければならず、業績回復はより時間がかかり、より困難になる」として、補助金などの手段を考慮するよう訴えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae71ad5e726a16b21bac6e526868b2b035fbfb15







ネットの意見

元々、国が出資して国営企業として始まり、その後民営化された航空会社も多いから、ある種の先祖返りしたともいえる。
完全に再起不能にしたら、国としてはかなりマズイですからね。国が支援するのは仕方がないかと。他業種と公平さで言えば批判されるかもしれないが、こればかりはね…。
他業種への影響がとんでもなく大きいし、外国資本の航空会社に頼る?その方が大問題だよね。
JALやANAは大丈夫だろうか、各国が経済活動を再開させたとしても当面元通りになるとは思えない。
人の往来が制限されている限り、回復は厳しいかも。しかも、数週間で元に戻るとは思えない。
賛否両論はあると思うが、国際社会から見れば、国の支援も必要だと思う。
他業種への影響も大きすぎる。
一番最後に回復する業界だろう
地元の空港も”最高益”間際からの下降だと報道があったけど、
ありきたりな表現だけど、ワクチンや治療薬次第。
しかし、いつになるかわからない、
そこまでは各国共に支援は必要。
コロナ禍前には新興国含め航空バブルが発生していたが、ある意味で原点に立ち返った。
航空会社は民間といえども巨大な経済システム。
国の支援を受けずに倒産の道を行けば、全国民に影響が出てくるのは
誰でもわかる。
大切なのはしっかり説明をし、理解を得られるようにする事と国民の命も同様に守ること。
今後は、コロナによらずコスト削減で会議程度の出張はテレワーク主流になる。
国内も同様になる予想。




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