
パナソニックHDが売却の自動車部品子会社
産経ニュースでは、パナソニックホールディングス(HD)は17日、自動車部品を手がける子会社「パナソニックオートモーティブシステムズ(PAS)」を米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントが投資助言を行うファンドに売却することで基本合意したと発表した。としています。
事業再編の一環で、パナソニックHDはPASの株式の50%以上を売却し、持ち分法適用会社とする予定です。
令和6年3月末までの正式契約を目指します。
PASは自動車の車載コックピットシステムや充電器を手がけており、4年度の売上高は1兆2975億円、本業のもうけを示す営業利益は162億円となりました。
電気自動車(EV)向けの車載充電器事業が開発費や生産コストがかさんで赤字となり、PASの利益を圧迫している状況が続いています。
パナソニックHDは同じEV向け事業の中でも電池を手がける「パナソニックエナジー」にグループ内の資金を投入しており、事業ポートフォリオ見直しを進める中で判断が分かれる形となりました。